今日から4日間の
U14私学リーグが始まりました
この大会に出場するチームの中から
翌年の全中(中体連全国大会)に間違いなく
多くのチームが出場します
だから
【基準ができる大会】でもあります
全国の強い私立中学校と試合ができるだけではなく、様々な気づきやこれまでの成果を互いに試しあい、翌年の全国大会をリードしていくべく私立中学校としての誇りを高めあう素晴らしい大会です
今回はバスの運転を含めて
2年生に帯同させてもらいますが
この大会で私が意識させたいテーマを
初日に選手達には伝えました
守備の基準づくり
みんな知っているように
サッカーには様々なフォーメーションがあります
4-4-2
4-5-1
3-4-3
3-5-2 などなど
どのフォーメーションが一番良いのか
なんてことはありません
大事なことは
プラモデルと同じように
1つ1つのパーツがしっかりしていれば
壊れにくい頑丈な完成型になります
つまり
一人一人の個人戦術(プレーの判断やポジショニング、まわりとの連携、対応力など)がしっかりしていれば、強いチームにはなります
より個人の判断をしやすくするために
そのフォーメーションの特質は
しっかりとおさえておかないといけないと
私は思っています
(※型に、はめ込むのではありません!)
今やっているフォーメーションの
【強みとなるところ】と【弱点となるところ】
をしっかり把握したうえで
個人が最善の判断できるチームが
結果としてまとまりある強いチームに
なっていきます
それを踏まえて
守備の基準づくり
から取り組んでみよう!
と選手に話しました
うまくいかなくて当然だし
言葉だけでは理解できないのもわかります
だからこそ
ピッチ外での仲間との会話や
ピッチ内での仲間へのコーチングが
今こそ必要になります
正解なのか、そうでないのかではなく
サッカーの本質である
ゴールを奪うために
どうやってボールを奪うかを
みんなで共有していく大会にしたいと
考えています
攻撃は、君達(2年生)の練習や
アップ、試合をみていると
こういうプレーが得意なんだなとか
こんな特徴があるんだなと
私なりに分析はしています
しかし
守備については
個人任せな部分が多く
コーチングも
「いけ!」とか
「セカンド拾え」とか
「後ろが続け!」とか
凄いザックリだなと…
確かに勢いよくいけば
技術が低いチームからは
ボールを奪ったり、ミスを誘うことが
できるかもしれません
夏の暑い環境や相手の技術が高くなったとき
通用するだろうか?
1点とられたら、2点とればいい
確かに!
でも
出来ることなら無失点で
1点をとり試合を進めることができた方が
心にゆとりが持てたり
いつも通りの自分達のペースで
サッカーができたり
優位にできるのではないか
サッカーコートの幅が68mのピッチを
FWだけでボールを奪うことはできません
(相手コートでは、相手の方が人数が多いから)
だからMFやDFの連携が必要になります
FWに「いけ!」とコーチングしても
MFやDFが続いてポジションを高くしなければ
ボールは奪えません
スペースと時間が相手に生まれてしまうからです
だから後ろからのコーチングは重要となるのです!
昔は、後ろの声は神の声とも言われていました
FWが判断してボールを奪いにいくことは
大切ですが
自分勝手ではいけません
①FWがしっかり後ろの状況(MDやDF)を観て
これなら連携してみんなでボールを奪えると
判断して高い位置からボールを奪いにいくならOK
②MFやDFが守る体制がしっかり準備できたから
FWに「いけ!」とコーチングをするのもOK
※GKのDFラインの背後ケアも必要となります
③MFやDFの守備体制が乱れているのであればFWに「行くな!」というコーチングも必要となります。
※守備の基準が高いチームほど、後ろの準備が早くなるので「行くな」という回数は少なくなるとは思いますが…すべて「いけ!」というのも体力的に難しいことなので個人の判断が重要となります!
これはあくまでも1つの例にしかすぎません
こういった判断を
一人一人ができるチームにするために
今回の課題を与えたので
どんどんチャレンジして
コーチングや会話の数を
増やしてほしいと思います
さぁ
明日からも成長のチャンスがある環境に
感謝してサッカーを楽しもう!
ふざける楽しさではなく
真剣な戦いを楽しめるチームに!
頑張ろう!
軟式野球部の2023全国制覇に
サッカー部も続くぞ!
2024石川全中で!