市長杯 二日目終わり 中村

18:45頃宿舎に戻り、すぐに夕食。


おかわりのご飯、スイカを急遽用意していただきました!とてもありがたいことです!
しかし、残念なことに
生徒は食べない…残す。
指導させていただきました。
好きなもの、嫌いなもの、関係なく
善意を持って対応してくださったことに対して、善意で、形で、示すために、なにが必要なのか。

3杯食べた、食べないでやや揉めました。
そこでは、ない。
準備していただいたことに対して、善意で、形で示すためになにをすべきか。
一人でも、気づいて欲しかったのですが、気づきませんでした。
しっかり、全部食べきろうよ。
みんなで食べれば、5分くらいです。
チームプレーって、なんだろう。
ボトムアップって、なんだろう。
まだまだ。

そして、食べる時間が延長したことで、どんなことが起きたか、生徒に尋ねました。

「お風呂に入る時間が遅くなった」
「学習の時間が短くなった」
口を揃えて、みんなは言いました。

そこでは、ない。
自分達の時間しか見れてない。
食器を洗ってくださる方が待機していたこと
気づきませんでした。
まだまだ、視野が狭い。
サッカーと、同じ。

美味しいご飯が食べれて
次の日に綺麗な器にご飯が並べられる。
そういったことを感じるためには
感性を磨くしかないかなと思います。
まずは気づくこと。
気づいて、行動に移すこと。

そういったことに気づけるからこそ
合宿は素晴らしい、と思います。

保護者の方にお金を払っていただき、
高いスパイクも何種類も持ってきて、
でもそういった環境が当たり前であると
心のどこかで感じているみんなですが、
大阪市長杯、校内合宿等を通して
当たり前の環境が整うのがどんなに大変か、
少しでも感じてもらえるように
残りの時間を共に過ごしていきたいと思います。




入浴を済ませ、学習の時間です。
生徒である以上、学業の成績は付いてくるものであり、学業の成績次第で、進路の視野も、将来の夢の広がりも変わります。今日その話を生徒にさせてもらいました。
「僕は◯◯に絶対なるからそれだけできればいい」
という考えに固執するのではなく、色々な選択肢の中で選択ができることが大切だと伝えました。



そして、ミーティング。
ミーティングでは、北川選手が海外移籍するという話題から、
「なぜサッカー選手は海外にでたがるのか」
という問いを投げかけました。
「レベルの高い環境でやりたいから」
「慣れない環境で自分を磨きたいから」
「人とのふれあいを広げたいから」
色々な意見が出ました。
日本では得られないものを海外で得られるという感覚が、みんなの中にはあります。
海外移籍を考える選手には、
もともとすごい選手であった選手もいれば、突然開花した選手もいるねという話をし、
自分の能力の開花はいつになるかわからないよという話をしました。
そのいつになるかわからない日のために頑張ることは難しいけれど、
その日が来たときの達成感は必ず想像以上のものだと信じて、みんなも積み重ねて欲しいです。

そして、久保選手がレアルvsトッテナムの試合で10分足らずで3本のシュートを放ち、チームで二番目の評価を得たという話から、
メンバー選考により、試合相手は変わっても
とらえ方次第では10分でも5分でも1分でも
アピールはできるという話をしました。
目の前のことで一喜一憂し、頑張れない自分とどこまで戦えるかだよ、と話しました。
2年生という年頃の生徒には難しいことかもしれないけれど、そのことを是非頭に入れておいて欲しいです。



そして、消灯です。
明日も朝からボールを触るので、しっかりと休みを取り、明日に備えて欲しいと思います。