サッカーの守備において
○ボール保持者に対して誰がいくのか
(ファーストアプローチ)
○そのアプローチに出た者が抜かれたとき
誰がそのあとアプローチにいくのか
(カバーリング)
のセットは、中盤でも最終ラインでも必ず必要になります。横90m×縦120m(実質は半分の横90m×縦60mの自陣であるハーフコート)の大きなピッチを11人で守らなくてはならないため【守備の助け合い】が重要になります。
それと同時に「自分達がゴールを守るにあたり、どこが一番危険なのか」「どこを相手にやられてはいけないのか」の作業(守りの優先順位)も必要になります。
例えばゴール前にボール保持者を含む相手が3人います。守備側も同数の3人(GK除く)がいたとします。マンツーマンの状況で1vs1が3つある状況です。しかし、ボール保持者に一人の守備が抜かれてしまいました。
守備側の二人はどうすべきでしょうか?
①二人とも自分のマークにつき続ける
②ボールから遠い守備者が、自分のマークを捨ててアプローチにいく
③ボールに一番近い守備者が、自分のマークを捨ててアプローチにいく
局面にもよりますが、
ゴール前の大ピンチならあなたならどちらを選びますか?
【③】
を選ぶと思います。
さらに、ボールから遠い守備者は、次なるピンチを予測したポジショニングをとる必要も出てくると思います。
守備で大切なことは
自分のマークばかりを気にするのではなく
一番危険なエリアや状況を予測し
守備のポジショニングをとり
時に思いきったチャレンジをすることが
求められると思います。
(少なからず私は求めます)
攻撃はひらめきや意外性、アイディアが重要ですが
守備は地味な作業の繰り返しをみんなで行うこと
FWからGKまで
みんなが高い守備意識を持ち
声を掛け合い
戦い続けられる一枚岩の集団に
なることが大切だと考えています